「えのころ飯」とは、薩摩地方にて子犬の内蔵を取り出し米を入れ焼いたあと、米のみを取り出して食べるといった独特の薩摩料理である。薩摩藩主もこのえのころ飯を食べていたと言われているが資料や記述がなく真意はまったくの不明である。また、日本においては一種の薬として「赤犬」を食べていたことがある。戦後しばらくは愛知県で、消耗性疾患を抱える方に向けた栄養補給を目的として販売されていた。薩摩では、よく犬を料理して食べていたといった記述があるので、現在でもハワイなどの名物カルア・ピッグなど類似した料理は世界にたくさんありこうした料理の調理法が伝わったのではないだろうか、といった考え方が指摘されている。また、「犬食文化」は日本を含むめた東アジア・東南アジア及びハワイ、ポリネシア、ミクロネシア、オセアニアなどで多く存在しているので、不思議ではないが社会的心理では人間の心理コミュニケーションに極めて近い「犬」を食べるのはやはり忌避される理由と出来る。